2025年05月23日
出張報告書
船に乗ると、
不思議なほどに即船酔いする男
使いモノにならず…
議会活動報告
5/21、伊仙町で開催された奄美群島市町村議会議員大会に参加
その出張復命書になります。
今後の活動に反映させていきます。
【出張復命書】
第66回奄美群島市町村議会議員大会
伊仙町 令和7年5月20日
1.来賓祝辞
塩田県知事
米国の関税措置の対応策を図っていく。
地震や台風、豪雨等の自然災害の防災減災対策を積極的に行う。
移住定住策を推進する。
自然保護を図る。
沖縄との連携を促進する。
奄美群島の魅力を発信していく。
高岡大島郡町村会会長
地方への期待が高まっている。
人口流出等、人口課題は山積している。
何が必要か探求していかなければならない。
奄美群島成長戦略ビジョン2033の実現を推進していく。地方創生を加速させたい。
2.県政報告
きく県議
県の借金は1兆430臆ほどで、同じ規模の他県と比べると高くなっている。
義務的経費が6割に迫る状況となってきている。
原油価格、物価高対策で予算が組まれている。
患者の負担軽減のために、オンライン診療の実証事業に取り組んでいく。
鹿児島・沖縄への輸送費支援の拡充を図っていく。
沖縄との交流連携促進について、奄美と沖縄との交流の素地はこれまでもあるので、さらに連携を強化するために、鹿児島県と沖縄県の県議・市町村議の交流促進の議員連盟を設けてもらいたい。
福司山県議
基礎自治体で活動することは最前線で活動しているということだ。
議会が政策立案し実現した夜間中学について。4月に開校した。学ぶことを保証する。奄美群島に1か所は必要だと考えている。
高校のエアコン光熱費の公費負担を行うことになった。
市民参加条例の制定を県知事に要望したところ。市町村議会でも制定を検討してもらいたい。
3.国政報告
三反園衆院議員
政治の主役は国民だと信じて活動している。
声を聞いて、国家に届けるのが自分の仕事である。奄美群島の人々の暮らしを守っていきたい。
物価高の声が一番多いので、委員会でも大臣に質疑し、離島に特化した物価対策を要望してきた。政府も理解を示し、物価高がなぜおこるのか調査をすることになっている。速やかに物価高対策を図っていきたい。
天候不良による抜港も多いので、備蓄のための設備の国の支援を要望しており、国の担当者からは支援したいとの返答をもらっている。
医療の問題の声も多い。産科不測のため、島外での出産となっている。加えて検診のための交通費支援についても求めたところ、政府から支援予定との返答を得ている。
4.議事 提出案件審議
和泊町・知名町・与論町の提案 持続可能な部活動地域振興等について
答弁:きく県議
県は、国の部活動支援事業を活用し、実証事業を10市町で行うとしている。
指導員の質の向上が必要なので、奄美市で研修会を開催予定
国の制度の動向を勘案しながら、市町村の地域取組を支援していきたいとしている。
奄美市の提案 離島地域おける物価高及び燃油価格差の是正について
答弁:きく県議
輸送コスト+消費税がのしかかっている。
県は、離島を有する都道府県と連携し、国に要望しているところ。
ガソリン価格について、ガソリン高騰が生活経済に悪影響を与えている。
石油製品全般について、国に要望していく。
議長会の提案 奄美地域における持続可能な地域医療の確立について
答弁:きく県議
離島勤務医の医師確保について、ドクターバンク鹿児島の活用、地域枠の奨学金による医師確保、臨床研修医の確保、鹿児島大学の地域枠キャリア形成の教育の活用などを行い、医師確保に努めている。
小児科と産科の医師不足が顕著なので、確保している医療機関への加算や医師への奨励金の支給を行っている。
既存の医療施設の存続財源確保について、診療所を継続させる支援をしている。国の新制度で新たな支援を行っていきたい。
血液製剤の供給について、悪天候時のブラッドローテーションをしっかりと行うこととなっている。
島外受信への交通費等の支援について、離島出産支援事業などを活用して支援していきたい。検診の交通費の助成も検討されている。支援の拡充を国に要望していく。
遠隔医療について、たいへん有益との認識であり、へき地診療所に対して遠隔医療システム導入の支援を考えている。普及促進に向けてしっかりと支援をしていきたい。
夜間運航が可能な航空機の配備について、県に窓口がないため国交省に確認すると現在2機を3機に増やそうと考えているということで、今後も関係機関に要望していきたい。
5.研修会
演題:奄美群島の挑戦~自然・文化・農業を活かした新しい価値創造と未来への道筋~
講師:内閣府 沖縄総合事務局運輸部長兼任沖縄観光総合施策推進室長 星 明彦 氏
【概要】
奄美群島成長戦略ビジョンの3本柱 ①稼ぐ力②つながる力③支える基盤 の実現を!R7年度からスタートしていくが、どのように具体化していくかが大事!
R5年8月に締結された、沖縄と奄美群島との交流拡大に関わる連携協定は画期的
日本の成長力を奄美から引き出していきたい。
沖振法は手厚い、奄美との格差がある。奄美の方が厳しいと感じている。
観光を活かした地域づくりを目指してほしい。
環境・経済・社会の好循環により、文化・歴史・社会の持続可能性を高める地域経営をすること。
住民の地域への誇りを高め、地域のファンつくっていくこと。
日本は、これまで成長を支えてきた産業が厳しい状況にある。
奄美のモノをもっていることが、かっこいい・幸せと思わせるブランディング戦略が必要
域内経済循環率を高めていくこと。
観光庁の「地方における高付加価値なインバウンド観光地づくり」のモデル観光地11地域のひとつに奄美・沖縄エリアは指定されている。
これからは感情に訴えていく地域のブランディング戦略が必要
沖縄では、観光地の高騰により、不動産価格の高騰や実質賃金の低下し、地域の住民が生活できなくなり、その地を離れるという現象が起こっている。
沖縄は、貧困の連鎖が加速している。
奄美も、沖縄のようにならないように準備をしておかないと、人間関係の希薄化など奄美らしさが失われる。
観光による活性化では、地元民の生活の困窮など地域の軸を失い、世界はのきなみ失敗している。
人づくりが大切
観光は、観光産業が儲かるためではなく、国際平和や国民生活の安定を象徴するもの。
日本のために、沖縄・沖振法が変わっていくので、伴い奄振法も変わっていくのではないか。
【所感】
観光は、地域活性のためとだけ考えていたが、実は、それが世界平和や国民生活の安定につながっていくという指摘に驚き感銘した。
奄美群島成長戦略ビジョン2033の内容を再調査し、議会活動の提案につなげていきたい。
移住定住の新たな政策が期待され、新しい制度を勉強しながら、地域で取り組んでいきたい。
研修講師から説明があった今後の沖縄の可能性について、沖縄の成長が日本をけん引していくという考えに大きく共感する。奄振の中でも奄美と沖縄との連携が謳われているが、今回、議員大会でキク県議より提案のあった鹿児島県と沖縄県の県議・市町村議の交流促進の議員連盟の発足など、沖縄との連携にさらに注力する活動を議員としても取り組んでいきたい。
福司山県議から提案のあった、「市民参加条例の制定」について、大和村の規模でも効果があるものか等を調査していきたい。
研修より、本村においては、まずは集落単位での地域活性化になると思うが、集落・村のアイデンティティを受け継ぎ、守り、自分の地域にさらに誇りをもつことにつながる運動を、まずは自分の集落から展開していきたい。
以上
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