2024年01月26日
声をきいて政策をつくること!
議会活動報告
鹿児島県町村議会議員研修会に参加
以下、出張復命書より抜粋
「自治体改革のための議員の意識改革」として、
早稲田大学マニフェスト研究所顧問の北川正恭氏が講演
議会の長老議員が、若手などの意見を押さえつける傾向にあるが、進歩が止まるので止めてほしい。
よくあるベテラン議員の「議会はこんなもの」という意識を捨て去ること。
議会の役割として、執行部へのチェック機能はその一部でしかなく、もっと積極的な役割があり、それは民意を反映させる機関ということ。
行政執行部は保守的であり、自身では改革できない体質を強くもっている。
議会が民意を聞いてきて、政策や条例をつくること、変えること。
議会は、住民の声を聞いて、議論して、提言するという政策提案機能を発揮するべき。
議会は何より政策提案をすること。議員個人の提案では弱いので、議員間で討議をして議会として提案すること。その提案を執行部が拒否することがあれば予算等を否決することも有効
首長にお願いするという考えが誤り。
議会報告会を年45~50回開催している議会もあり、議会活動を住民の目に見える形で行っていき、議会としての株を上げていくこと。
子ども議会での提案に予算をつけ、子どもの政治参画を推進している自治体もある。提案が形になることで、子ども達に地域を変えることが出来るということを実感させ、それが子ども達のIターン、Uターンにつながっている。子ども達の地域の政治に参画させることが大事
【感想】
➡大和村議会では、議会として活動の柱である議会報告会がこの任期中、一度も開催されていないので、再度、議会幹部に開催を要請したい。
➡せっかく制定した議会基本条例の内容を、議会議員自身が遵守していないと思われることが多いため、まずはその意識を改める機会になったのではないか。
➡子ども達の提案を予算に反映させるための制度を調査し、再度、提案していきたい。
地球温暖化と脱炭素のファクトフルネスとして、
キャノングローバル戦略研究所研究主幹の杉山大志氏が講演
地球温暖化の分析については、観測データの過去について調べることが大事、それによると災害は激甚化していない。
過去のデータをみていくと、CO2濃度は確かに増えており、気温も確かに上がっているが100年で僅か0.7度であり人が感じることはない。
暑くなっている理由は都市熱ヒートアイランド現象のためで、東京は都市化で2度も暑くなっている。
台風について、データを見ると発生数は頻発化していないし、激甚化もしていない。また横綱級といわれる超大型台風も来なくなっている。
豪雨について、データの50年間でみると増加傾向にあるように思えるが、100年間でみると、豪雨が激甚化しているとは言えない。データを切りとって使用するのは誤りであり、今後のデータ蓄積が必要になる。
主要な作物の収穫量は、農業技術のおかげで増え続けており、減りだす兆しはない。
【感想】
➡普段何を信じていいのかわからなくなるような衝撃を受けた。
➡フェイクニュースなどと言われるが、報道やSNSを単純に信じるのではなく、多種多様な情報を自身でしっかり分析することの重要性を感じた。
➡特に気候変動による災害の発生状況について、安易な情報を鵜呑みにすることの誤りを感じた。
講演を聞いて感じたものを取り組んでいきます。
「頑張れ!大和村」1巻はコチラ➡https://katsuyama.amamin.jp/
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